おにぎりの義理

おにぎりの具は鮭にかぎるね

『タメ』

on 2014年11月29日

生まれも育ちも都会で田舎(血縁者による最低限の互助)がなかったり、

親世代が長らく失業や貧困の状態にあったりなどすれば、企業の雇用と福利か ら僅かな期間でもこぼれ落ちて無収入の状態が続けば、そういった若者は極めて容易に貧困層やホームレス(住所のない立場)に転落してしまう。
格差・貧困問題・社会福祉の著作の多い湯浅誠氏はこれを『タメ』と呼んだが、貧困やホームレスとは概ね無縁の人たちには、『家族や持ち家・貯蓄や 資産・投資余力・学歴(基礎学力)や専門技能(実績)・人間関係・田舎や血縁コミュニティ』といったタメがあるため、ある程度の期間失業したとしてもいき なりホームレスになって日雇いや風俗業、犯罪組織などに身を沈める他ない立場にまではいかない。
自殺率が微減している原因としては、かつての『根拠のない中流意識(フルタイムでそれなりに働いてさえいれば平均所得前後を稼いで人並みに暮らせ て耐久消費財を買えるのが当たり前)』が弱まって、家庭環境や経済状況、学力・技能・コミュニケーションスキルなどによる格差が半ば所与のものとして諦観 されるようになったこともあるだろう。


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